ゴールデンウィーク最初の日曜日の4月27日、月例の坐禅会が行われました。
季節は春真っただ中、花の香は風に乗り野鳥をさそい、その鳥たちも親子でしょうか?カップルでしょうか?境内の木々に留まり美しい音色でさえずっています。そんな春の陽気に包まれた好坐禅のこの日、15名の方が当院坐禅堂において静寂のひと時を過ごしました。
坐禅の後は、講義となりますが、本日は『禮拜得髓』の巻の中にある「志閑禅師と末山尼さんとの掛け合いの場面」について講義になります。その場面の話について、明石方丈は、明恵上人の遺訓『阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)』と菊池寛さんの短編小説『形』を参考にされながら、講義を進められました。
講義後は、前日に四十九日納骨を執り行いました当院参禅会の前代表故小畑節朗様のお墓参りを、方丈と旧来からの会員でさせていただきました。
じ後は、お寺の裏山の竹林にて、毎年恒例のタケノコ堀りを行い、皆さんそれぞれの成果を手にして、笑顔にてお寺を後にしました。