平成三一年四月降誕会報告 プリント
img_1770-1.jpg龍泉院では4月8日(月)に降誕会(花まつり)が催されました。本堂正面には花御堂が置かれており、甘茶を満たした灌仏桶の中央には誕生仏が安置されていました。大黒様がお留守なので、花御堂の傍に供えられたお花はご老師が今朝境内で摘まれたもので、甘茶もご老師が作られたものだそうです。
午後2時から法要が始まりました。導師はご老師、先導は小畑代表、侍者は松井さん、侍香は小畑(二)さん、維那は杉浦さん、副堂は五十嵐、殿鐘は刑部さんが務めました。
導師一行が入堂し、ご老師から降誕会の法語が述べられましたが、これまでの法要での法語と異なり、今回の法語は月例参禅会の口宣と同じ位の時間を費やされるものでした。ご老師の釈尊誕生への感謝の念が並々ならぬものであると感じた次第です。
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ご老師の法語に続いて普同三拝、『般若心経』一巻を全員で諷誦し、法要の普同三拝して法要は終わりました。法要の後、ご老師から降誕会に因んで次のようなご法話がありました。
お釈迦様は2600年前にインド北部の少数民族釈迦族の王子としてお生まれになられました。成人となり生老病死の苦しみからの解脱を求めて出家し、山中で6年間苦行(苦行の中には、裸になって何千という蚊に刺され、痒いのを我慢する行があるそうです。痒いのは打たれて痛いのよりも辛いそうです)しましたが、苦行では解脱できないことを悟り、山を下り菩提樹のもとで坐禅をし、明けの明星の輝くのを見て、忽然として成道のお覚りを開かれました。そしてお覚りの内容を伝えるために各地で説法されて廻られたことなど、お釈迦様の誕生から佛陀になられるまでのお話をなされました。
img_1776-1.jpg次に、龍泉院に来山した子供たちとのことについてお話をなされました。ご老師は小さなお子様に逢うといつも、「あなたたちは何のために生まれて、何をするために生きているのですか」と質問するそうです。この質問に対して答えられたお子さんは、これまで一人もいなかったそうです(それはそうでしょう、私たち大人も答えられません)。
そこでご老師は小さなお子さんに、「あなたしかできないことをするために生まれてきたのよ」と教えているそうです。そして、「今からあなたしかできないことをするんですよ」と諭すそうです。
自分しかできないこととは、思い上がりでも、自分を吹聴することでもなく、其の人なりに、其の人の置かれた境遇なりに、自分しかできないことが必ずある。それを行うためにこの世に生まれてきて、生きているのです。そのような自覚と実践が大事ことですとご老師は仰られました。
自分しかできないことをするために生きてゆく例として、ご老師は平成の大ヒット曲である「世界に一つだけの花」を挙げられました(ご老師が若い人に流行った曲をご存じとは意外でした)。
ご老師は「世界に一つだけの花」についてメロディも詞もご存じではないそうですが、花御堂に供えるために、境内で咲いている花をハサミで切った時に、「あゝこれだけが当山で咲いた花なんだなあ、これが世界で一つの花なんだなあ」と思われたそうです。
img_1756-1.jpg「世界に一つだけの花」の作詞・作曲は槇原敬之先生です。槇原先生は仏教を深く信仰している方で、「天上天下唯我独尊」という言葉から大きなヒントを得て、「世界に一つだけの花」を作詞されたそうです。槇原先生の仏教に対する深い信仰が「世界に一つだけの花」が平成で一番のヒット曲に導いたのであるとご老師は仰られました。
      「世界で一つだけの花」はこちら>>
最終更新日 ( 2019/04/26 金曜日 15:12:58 JST )
 
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