令和二年九月定例参禅会報告 プリント

今月の提唱


『正法眼藏』「光明」の巻(2)

img_2868-1.jpgそれよりさきは佛祖の光明を見聞せるなかりき。いはんや自己の光明をしれるあらんや。たとひその光明は頂●(寧+頁)より擔来して相逢すといへとも、自己の眼睛に参學せす。このゆゑに光明の長短方圓をあきらめす、光明の卷舒斂放をあきらめす。

今月の所感

今月の「光明」の巻のご提唱は、先月既に読まれていた「永平十年戊辰の年・・・」から始まりました。従って「・・・これ佛祖光明の親曾なり。」までのご提唱についての感想は省略いたします。
今月の「光明」の巻では、まず仏法が達磨大師から二祖慧可大師に正伝される前の中国では、佛祖の光明について誰も見聞する機会はなかったし、まして自己の光明を知ることなどなかったのであると道元禅師は断定されています。
また、たとい我が頭頂から光明が射すのを見ることがあっても、人々は真実を見極める自己の眼を学び得ていなかったから、光明がどのような姿をしているのかをよく知らかったし、光明がどのような作用(はたらき)をするのかも知り得なかったと述べられています。
img_2879-1.jpgご提唱の最後にご老師から「放下著」についてのお話がありました。
「放下著」とは肩から荷をおろしなさいという意味です。なお「放下著」については『従容録』57則「厳陽一物」で、厳陽と趙州との問答の中に見える禅語です。詳しくは『明珠』31号の「従容録に学ぶ」をご覧ください。
ご老師は最近これまで運転していた自家用車を手放されたそうです。また運転免許証も近々返納されるそうです。車を手放すことには一抹の寂しさがあったそうですが、それよりも車を運転しなくなることで、事故を起こす心配がなくなる方が大きかったと言われました。運転中に事故を起こさないようにする責務をおろした安堵感を、しみじみと感じておられました。
ところでご老師はこの11月で東堂になられ、明石和尚と住職を交代されますが、『明珠』74号の「住職を退任」の中でも、「ようやく六二年間つとめた住職業から足を洗える安堵さと、なにか一抹の寂しさで、いまは複雑な心境です。」と語られています。
龍泉院住職という責務や車の運転という肩の荷をおろされて、今後は参禅会の指導や眼蔵会の講義を深められ、より一層禅学の研鑽を重ねられることになられると存じます。


五十嵐年番幹事からのお知らせ

img_2883-1.jpg・龍泉院参禅会は柏市に「東葛坐禅クラブ」として団体登録をしています。柏市に登録された団体を紹介する「かしわん・ぽ?」というサイトに、東葛坐禅クラブの情報をUPすることになりました。 「かしわん・ぽっ?」のURLは下記の通りです。
http://kashiwanpo.genki365.net/    
・12月6日(日)は成道会が行われます。来月の参禅会の時にお知らせと参加申込を受付けます。

小畑代表幹事からのお知らせ

・自由参禅も行っています。どうぞご参加ください。
・『明珠』74号発行ご苦労様でした。


ご老師からのお知らせ

・『明珠』74号は大変すばらしいですから三回お読みください。
・玄関にある本はなどはご自由にお持ちください。

今月の司会者 市川 信彦
今月の参加者 26名
来月の司会者 川村 拓也


最終更新日 ( 2020/10/01 木曜日 14:28:36 JST )
 
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