平成三〇年二月新年会報告 プリント
img_0401.jpg-1.jpg2月12日(日)、恒例の龍泉院参禅会の新年会が柏駅に近い「うどん市」で行われました。御老師以下19人が参加し、和気藹々の2時間半を過ごしました。席上、参禅会員と御老師が「昨年の反省と今年の抱負」を述べられましたので、その概要を報告いたします。

小山年番幹事:時間の制限がないので、1人1人、反省と今年の抱負を語ってください。

清水:最近、物忘れがひどくなった。かつて奈良康明先生が「私ってなんでしょう」という題で講演されたが、その中で、「無常とは前向きに生きていくことだ。それきりに生きることが無常に通じる。それが仏になることだ」と話された。私は「一人称の無常で生きることが私の無常」と思っている。

杉浦:何事も続けないとダメ。出来ることをやることで新たな発見がある、今年も出来ることからやりたい。身障者のコンサートに行ってきたが、「気持ちが悪いといってはダメ。そういう思いをさせないように、自分の気持ちを向けないといけない」と感じた。

img_0409.jpg-1.jpg山本:その日その日を一生懸命に生きる。その瞬間を反省して生きたい。アフリカに興味を持ち、ルワンダ、コンゴの方とSNSで交流している。難民の方もいて、今、世界は大変な状況になっている。今年は交流を通じて何かをしたいと思っている。

牧野:無常で生きるというが、夏は暑く、冬は寒い、それを明らかにすることではないか。戸沢村で雪かきのボランティアをしたが、健康で、時間がある間は続けたい。毎日10時間寝ないと体調を維持できないが、ストレートに生きていきたい。

齋藤:昨年12月から参禅している。わからにことばかりだが、焦っても仕方がない。熱しやすく冷めやすいタチで、しかも膝が悪いが、坐禅だけは続けたい。

刑部:75歳で体力的に衰え、物覚えが悪くなってきた。そこで『修証義』を覚えることを志し、毎日の2時間の散歩のうち、30分を『修証義』の暗記にあて、昨年9月に全部覚えることができた。今度は『普勧坐禅儀』を覚えたいと思っている。

山川:数えで70歳だが、37年間水泳を続けている。膝は悪いが坐禅だけは行っていきたい。また、柏市の国際交流センター会員になっており、外国人の坐禅体験会を行うよう、事務局に働きかけていきたい。

小畑(二郎):引き継ぐ若手が出来たので、今年の3月に立正大学の教授を定年退職する。これからは「経済学に時間を導入する」よう勉強したい。坐禅は1日を精一杯活きたかを示すバロメーターだと思っている。これからは外国人の坐禅にも協力したい。

原:元気でいられるのは坐禅のお陰。参禅会に入って13年になるが、小畑代表、小山さん、松井さんには、言葉にならない感動を与えられた。90歳になり、腰痛で、腰が定まらないが、坐禅は私の生きる力になっている。

小畑代表幹事:歳をとって、坐禅の時に眠くなるようになったが、調身・調息・調心を歳相応に心がけて行きたい。下肢がいまひとつなので、転ばないように気をつけている。

img_0415.jpg-1.jpg岡本:天候不順で農作業に苦労している。でも、これが仏の計らいであり、功徳だと思わないと農作業はできない。自ら功徳を計らおうとすることは功徳に背くことになる。計らうことなく生きていきたい。

西村:傷害のある娘がいるので、参禅会にはなかなか参加できない。ただ、娘と正面から向き合って生きてきたし、これからも生きていきたい。日常の生活が坐禅であり、日常の中で生きていくことを修行だと思っている。

久光:「1年間の反省を述べよ」とのことだが、私は1日、1日、その日のことを反省している。朝起きるとストレッチを始め、以降、時間を決めて散歩と写経などを行っている。夜、「道元禅師の与えてくれたことを、1日にできたか」と反省した後、寝ている。

五十嵐:『從容録』については、『明珠』40号に御老師と小畑代表幹事との対談記事があるのでご覧いただきたい。『明珠』における『従容録』の提唱は60則に達したが、まだ40則残っている。『明珠』は年に2回発行だから、御老師には後20年は生きてご提唱いただきたい。なお、奈良康明先生の参禅会25周年記念講演録を、『明珠』69号の別冊として出したい。(全員が賛成)

山桐:昨年、代表幹事に頼まれて年番幹事を務めた。会社に勤めているので、時間の調整が大変だったが、勉強になった。体調が今一つなので、玄米を食べると共に、1日1万歩は歩くようにしている。

松井:今79歳だが、ハートは25歳だと思っている。昨年、3000メートル級の山を3つ登った。歩くのが健康の秘訣なので、今年も頑張りたい。参禅会に入って22年になったが、作務などの奉仕活動をさせていただいている。これが功徳と思い感謝している。

佐藤:父は終戦の時、陸軍主計大尉だったが、最近、陸軍主計学校第6期生の文集の中の父の文をみて、父の生き方が分かったような気がした。今年は母の13回忌、父の27回忌、兄の37回忌の法要を龍泉院で行っていただけることになった。法要を終え、すっきりとした気持ちで終活に向かいたい。

小山:坐禅堂では同じ所に坐ることにしている。目の前の板の年輪が毎回違って見えるが、それは自分の心の違いによるものだろう。月に何回か坐っているが、その度「安心と安らぎ」が得られる。健康次第だが、頑張っていきたい。

img_0419.jpg-1.jpg御老師:私は戌年で今年は年男です。4年前に帯状疱疹を患って登山を断念したが、今年は再開したい。とにかく身の回りの事を1つ1つ片づけていきたい。人間は寿命があり、「自分の無常をどう生きるか」が大切だ。高望みしてもしょうがないが、望みはもっていたい。新年会は40回近く行っているが、今回の皆さんの話は素晴らしい内容だった。外国人の参禅には、及ばずながら出来る限りのことをしたい。

◇      ◇
なお、御老師からのお年玉は、阿弥陀くじの結果、金賞は清水さん、銀賞は松井さん、山川さん、岡本さんがいただくこととなった。


最終更新日 ( 2018/04/30 月曜日 10:20:48 JST )
 
< 前へ   次へ >
Copyright (C) 2008 ryusenin.org All Rights Reserved.