平成二八年四月定例参禅会報告 プリント

今月の提唱

『正法眼蔵』「自證三昧」の巻(4)

img_8121.jpg-1.jpg乃至眼耳鼻舌身意根識塵等もかくのごとし。さらに一身一心ありて、證するあり、修するあり。耳づからの聞説なり、舌づからの聞説なり。昨日は他のために不定法をとくといへども、今日はみづからのために定法をとくなり。かくのごとくの日面あひつらなり、月面あひつらなれり。他のために、法をとき法を修するは、生生のところに、法をきき法をあきらめ、法を證するなり。今生にも法を他のためにとくに、誠心あれば、自己の得法やすきなり。あるひは他人の法をきくをも、たすけすすむれば、みづからが學法よきたよりをうるなり。身中にたよりをえ、心中にたよりをうるなり。聞法を障礙するがごときは、みづからが聞法を障礙せらるるなり。生生の身身に法をとき法をきくは、世世に聞法するなり。前來わが正傳せし法を、さらに今世にもきくなり。法のなかに生じ、法のなかに滅するがゆゑに。盡十方界のなかに法を正傳しつれば、生生にきき身身に修するなり。生生を法に現成せしめ、身身を法ならしむるゆゑに、一塵法界ともに拈來して、法を證せしむるなり。

ご老師から坐禅のご指導について

img_8122.jpg-1.jpg毎年4月の定例参禅会ではご老師より坐禅のご指導があります。今年もご老師より気がついた点のご指摘がありました。

・単へ上がりまして、足を組んで左右揺振、これが非常に大事です。
左右揺振といいますが、前後左右に大きくゆすってください。
5、6回程度と言われますが10回でもかまいません。
思い切り大きく動かして、徐々に微動にして、ここだと決めて坐ります。

・経行の時に前の人とぶつかりそうになってしまいます。
このような時には足踏み状態、もしくは進め方を僅かにするとよいです。

・経行が終わって、一声のあと一円相になって回ります。
この時にさっぱり前に進まないことがありますが、皆急げば進みます。
坐禅堂の左右を下間・上間と呼びますが、下間・上間それぞれで一回り(二円相)でもよいです。
今後については検討します。

・警策の受け方について
警策を受ける時には、背中だけでなく頭を左に曲げて頂きたい。

また坐禅に関する質疑応答を頂きました。

img_8116.jpg-1.jpg問:単に上がる前に、合掌は単に向かってするのでしょうか?
答:自分の単に向かって、合掌低頭です。これを 隣位問訊(りんいもんじん)といい、
隣の方に挨拶します。その後、合掌したまま、向かい側に向かって対坐問訊(たいざもんじん)を
します。終わった時には、対坐問訊が先で、隣位問訊が後になります。最後に端を直して
退出します。

問:坐禅を始める前に単のマークを後ろに直しますが、隣位問訊・対坐問訊の後でしょうか、先でしょうか?
答:隣位問訊・対坐問訊の前に直しておいた方が良いです。しかし、マークを反対側にする必要はありません。
坐布は一定の方向に坐ると中のパンヤが偏るので、いろんな方向から坐った方がよいです。

問:警策は右にも受けることが出来ますか?
答:お袈裟を右に掛けるので、右を尊んで左を打ちます。

問:呼吸を深くすると、体の筋などが動きますが気をつけた方がよいでしょうか?
答:少しは動くので気にしなくて良いと思います。それよりも腹式呼吸が重要です。

img_8130.jpg-1.jpg問:経行の第一歩は右でしょうか?左でしょうか?
答:これは右です。

問:どうしても妄想が出て参りますが、心を掌におくのでしょうか?
答:そういう気持ちでいればよいのではないでしょうか。鼻頭におくという人もいます。
個人差もありますので、そこに心を置くということで安定するのでしたら、それで宜しいと思います。

ご老師からのお知らせ

・一夜接心は5月の参禅会まで募集します・

筍掘り

今月の茶話会のあと筍掘りを行いました。約200本弱の筍を掘り、参禅会の会員の方にお渡ししました。


今月の司会者 添田 昌弘
来月の司会者 松井 隆
今月の参加者 34名
最終更新日 ( 2016/05/23 月曜日 10:16:20 JST )
 
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