平成二七年三月定例参禅会報告 プリント

今月の提唱

『正法眼蔵』「梅華」の巻(3)

img_6514-1.jpg先師古佛たやすく僧家の討掛搭をゆるさず。よのつねにいはく、無道心慣頭我箇裏不可也。すなはちおひいだす。出了いはく、不一本分人要作甚麼。かくのごときの狗子は騷人なり、掛搭不得といふ。
まさしくこれをみ、まのあたりこれをきく。ひそかにおもふらくは、かれらいかなる罪根ありてか、このくにの人なりといへども、共住をゆるされざる。われなにのさいはひありてか、遠方外國の種子なりといへども、掛搭をゆるさるるのみにあらず、ほしきままに堂奥に出入して、尊儀を禮拜し、法道をきく。愚暗なりといへども、むなしかるべからざる結良緣なり。先師の宋朝を化せしとき、なほ參得人あり、參不得人ありき。先師古佛すでに宋朝をさりぬ、暗夜よりもくらからん。ゆゑはいかん。先師古佛より前後に、先師古佛のごとくなる古佛なきがゆゑにしかいふなり。
しかあればいまこれを見聞せんときの晩學おもふべし、自餘の諸方の人天も、いまのごとくの法輪を見聞すらん參學すらんとおもふことなかれ。雪裏梅花は一現の曇花なり。ひごろはいくめぐりか我佛如來の正法眼睛を拜見しながら、いたづらに瞬目を蹉過して、破顔せざる。而今すでに雪裏の梅花まさしく如來の眼睛なりと正傳し承當す。これを拈じて頂門眼とし、眼中睛とす。さらに梅花裏に參到して、梅花を究盡するに、さらに疑著すべき因緣いまだきたらず。これすでに天上天下唯我獨尊の眼睛なり、法界中尊なり。
しかあればすなはち天上の天華、人間の天華、天雨曼陀羅華、摩訶曼陀羅華、曼殊沙華、摩訶曼殊沙華、および十方無盡國土の諸華は、みな雪裏梅華の眷屬なり。


今月の所感

img_6512-1.jpg今月の「梅華」の巻には、「ひごろはいくめぐりか我佛如來の正法眼睛を拜見しながら、いたづらに瞬目を蹉過して、破顔せざる」というお言葉があります。
あの道元様も何度か正法眼睛に出合いながら、それとは気づかずに見過ごしてこられたと述べておられます。ましてや我々凡夫はご老師から何十回、何百回と丁寧にこれが正法眼睛だと指し示していただきながら、次の日には忘れてしまうありさまです。真理の瞬目はいたる所に見られます、それを一つでも気づいて破顏微笑で応えたいものです。


鈴木年番幹事からのお知らせ

・今年の年間行事予定表 ができましたのでお配りしました。
・四月から自由参禅を毎月第一日曜日にも行うようになりました。
・4月8日(水)午後1時より降誕会が行われます。
・『明珠』合冊本(2)をお送りしたところ、多くの方からご喜捨やお礼状をいただきました。
・坐禅堂の清掃当番制を検討しています。実施プランができましたら、ご協力をお願い致します。
・四月の参禅会ではご老師から坐禅の基本をご指導していただきますので、八時半までに来山してください

坐禅普及委員会からのお知らせ

img_6510-1.jpg・4月4日午後1時から、倫理法人会の飯田測量設計企画株式会社の社長さん以下11名の方が来山され、坐禅体験会が行われます。その後で、第5回坐禅普及委員会を開催いたします。

ご老師からのお知らせ

・来月の参禅会の後に筍掘りがありますので、足元がしっかりとしたものを履いてきてください。また筍を掘るスコップなどをご用意ください。
筍掘りと同時に竹の切株や枯れ枝の整理もお願い致します。

今月の司会者 佐藤 修平
来月の司会者 石原 良浩
今月の参加者 29名


最終更新日 ( 2015/03/23 月曜日 13:14:31 JST )
 
< 前へ   次へ >
Copyright (C) 2008 ryusenin.org All Rights Reserved.