平成二六年二月涅槃会報告 プリント
img_5226-1.jpg二月一五日、朝まで記録的大雪が降るという悪天候の下、涅槃会がおごそかに行われました。涅槃会の出席者は梅花講八名、参禅会九名にご老師を加えた一九名でした。
法要は午後二時、先導を鈴木さんが勤め、ご老師が侍者松井さん、侍香山本さんを従えて入堂し、梅花講員の御詠歌で始まりました。普同三拝の後、ご老師が拈香法語を詠まれ、その後、杉浦さんの挙経により、全員で般若心経、舎利礼文をお唱えしました。さらに舎利礼文を唱える中、梅花講員を先頭に順次全員がご本尊に焼香を行いました。
ご焼香が終わった後、ご老師から、以下の様なご法話がありました。
悪天候にもかかわらず、涅槃会に来られ有難うございました。八日と昨日一四日に大雪が降り、その雪かきには大変苦労しました。ただ、東北や北海道などの雪国では、冬はいつも雪かきをしなければならないわけで、あちらは大変だと思います。だからこそ、東北地方のあの土性骨が形造られたのでしょう。そして、東北は信仰がとても厚いのです。
img_5236-1.jpg以前、文化財調査で山形県に行った時、涅槃会に遇いました。山形県は涅槃会が大変盛んで「施主になりたい」という人が続出していると聞き、いたく感激しました。競って施主になりお布施を積まれる方も多いとのことです。
お釈迦様は今からおよそ二六〇〇年前に八〇歳でお亡くなりになられました。お亡くなりになって、完全に涅槃に入られたということで般涅槃といいます。そのお経が『大般涅槃経』、サンスクリット語では『大パリニバーナ経』といいます。その『大パリニバーナ経』によると、お釈迦様は涅槃に入る前に数々の素晴らしい説法をなさいました。特に有名なのが、「法燈明」「自燈明」の教えです。これは「人は法(=真理)を拠り所にし、自己を拠り所にせよ」という教えです。
本当の最後の説法はおそらく、侍者のアーナンダが聞いたであろう、「全て変わっていく(=諸行無常)。死ぬまで修行を怠るな」という言葉でしょう。きっとお釈迦様は命が尽き果てようとする中での、息も絶え絶えの渾身の説法であったと思います。物事はどんどん変わっていくからこそ、日々、一生懸命修行することが大切なのです。本日は本当にありがとうございました。
以上がご老師の涅槃会に関するお話しでした。
涅槃会の後、ご老師から「龍泉院の涅槃図は二九九年前に描かれた柏市では最も古い涅槃図です。来年は製作から三〇〇年になるので、これを記念して、なんらかの行事を行いたい」とのご提案があり、参禅会が中心に今後、イベントプランを練ることになりました。

最終更新日 ( 2014/02/18 火曜日 15:43:27 JST )
 
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